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性教育と少子化

独り言 By tomoko_aoki
教育

最近訪問が増えていてすっごくうれしいけど、助産院空っぽで「辞めちゃったんでしょうか…」とみんなに心配されて慌てて否定している、ともこです。

辞めてませんよ~

忙しそうと言われてしまうのも申し訳ない気持ちでいっぱい。体が分裂したらなぁ。訪問用ともこと、だらける用ともこと、家用ともこと、助産院用ともこと、パソコン用ともこがいたらなぁ。でも、みんなに会うと元気になる性質のため、呼ばれると嬉しくなってすぐ行っちゃうから…忙しそうに見えちゃうんだなごめんなさい。

でも、声かけてくださるとメチャメチャ喜ぶので、忙しそうとか思わずに声かけてください

今日は最近性教育や不妊の話題が結構耳に入ってくるので、そのお話をしてみたいと思います。



性教育=避妊教育??ちがうよ。

今はお子さんが小さいころから性教育を始めましょうという流れになってきていますが、「性教育」ってどんなイメージですか?

私はいい年なので、当時は体育館に女の子だけ集められて、何やらこれから大人に向かって大変なことが身体におきますよー的な?そんな教育だったと思います。

今年東京都教育委員会では「性教育の手引」が改訂されました。改定内容は↓

POINT
  • 「基礎編」と小・中・高・特別支援学校の「実践編」を一冊に製本し、指導の系統性・関連性を重視
  • 性情報の氾濫や性感染症への対応、性同一性障害等に関する正しい理解等、性をめぐる現代的な課題に対応
  • 学習指導要領に示されていない内容を含む授業を実施する場合、保護者の理解・了解を得る方法等を具体的に提示

出典:東京都教育委員会

これらは全公立の小中高に配布されるものです。内容をご存知ですか?

性教育の手引

…私の頃よりも断然内容が豊富。そして、道徳的要素も性教育の一環となっていますよね。結構濃密な素敵なカリキュラムになっていると思うんです。

ただ、…ちょっと気になっていることがありまして。

どうしても家族計画=避妊…な感じがして。

高校のカリキュラムに、ちゃんと家族計画についても書いてあって。

自分の将来~結婚・妊娠・出産について考える…ってあるんです。個性や個別性を認め合う。自分の将来を計画的に考える。…ま、大事です。いや、すごく大事です。うん。

でも、なんか性=怖いもの(妊娠・性感染症・自分の将来の計画を阻むもの)なイメージが拭えないというか。

昔は助産師が避妊についての教育や避妊器具販売なども行っていましたが、その避妊は出産が多すぎて女性の身体が危ない…など、出産が普通の環境であったための避妊だったんですよね。なので、基本的には「みんなこども作るよね~」からの「…もう産まなくてもよくない??」の流れの家族計画だったんです。

性教育については長い歴史がありまして…日本は時代と共に大きく教育内容を変えてきた国なので、…って、そこについて話すと長い話になるので今回は割愛。

で、今の教育方針は「ちゃんと自立してから、大切な相手との子供を産むことが素晴らしい」の教育になっているので、若い人がみな怖気づいている。

いや、間違えていないことはわかっているけど。

でも、それで「性」を学んだことになるのか?と疑問になって。

助産師は常に性について考えて生きています。「ゆりかごから墓場まで、すべての女性の味方であれ」と教育されますが、男性軽視の理念ではなく、あらゆる変化をしていく女性という性を支えていこうという理念です。あらゆる時代で女性は虐げられてきて、それを支えるのが産婆の役目でした。っと…この産婆論も語りだすと長いので割愛何が言いたいのかというと、「性」って恥ずかしいものとか怖いものって思わせない教育の方向もあるよね~って。あなたがその性を大切に抱えることを見守る人はいるよって教育?

避妊は大切な教育。望まない妊娠、性感染症予防はとても重要。これは絶対!

でも、性ってさ、「心が生きる」って書く素敵な言葉でしょ?そもそもの成り立ちは、心が生える⇒生まれながらの心、ってことらしいけど。要するにその人の根幹が性ということで。で、生物学的な本能の部分をしっかりと理性化することを目的としているのが今の性教育。

「ところで愛は?愛はそんな理性的なものなの?パッションじゃないの?ね~?」…って思ってしまうけど…。たくさんの心理学者が男女問題に一番頭を悩ませてきて、理性的に学術的に考えても、哲学的に考えても、解決できないこの問題。何世紀も前から愛の重要性は不変。なのに、なんだか「ご利用は計画的に!」みたいな話?そんな教育こどもは納得するのかなぁって。

少子化の日本

国が「少子化対策」って一生懸命言っているけど、性教育で「未熟なあなたはまだこどもなんか作ったら大変!」って言っていたら、少子化なんて絶対解決しない。

だって、安心して妊娠出産できる若者がどれだけいるか。月収も安い、税金も高い、自分一人で精一杯だから収入安定したら出産を…って言っていたら、どんどん年齢を重ねてしまう。

年齢が上がるごとに、男女とも妊娠率が下がることも教えていないと、安心して出産できる年齢なんて40代にならないと無理。そこから何人育児するのか。

そして不妊と感じて治療をはじめてからかかる費用がまた高い…。

収入安定したのに、貯金を治療に使ってしまってまた不安になって。

そこについては誰も教えてくれていない。

「まだ産むな。仕事しろ。」って言ってみたり、「そろそろ子どもは?」って言ってみたり、そんな風にうまいこといかないってことを、皆知らんのか?…知らんのかもな。

こどもが減ったことで、こども=秩序を乱すみたいに見られて、保育園には「うるさい」と苦情が来て、こどもが泣けばうるさいと文句を言われ、公園は大声やボール遊びも禁止。有料の遊び場に連れていくことに。

もー、愛がなさすぎる!!

こども…欲しいけど、不安じゃんね。こんな世の中。

こども出来ても、「産めないよね…」となるじゃないね!

「自己責任で育てられるようにします!」…って思っちゃうじゃないね。

いつ産むのが正解なの?いつできたら間違えなの?どうしてみんなでママとこどもを守ってあげられないの?…と悲しくなる時がある。世の中みんなで育てるんだって意識にならないと、少子化なんて解決できるわけないよ…。

教育が日本を変える

きちんとした計画から外れたら間違いなのではない。これからの計画を修正すればいいこと。こどもは「よし、来い!」といったら「はーい!」と来てくれるものではない。呼んでなくても来るし、すっごく呼んでも来てくれない時もある。

不妊で苦しんで、こどもを見るのが嫌になったり、妊婦を見るのが悲しくなったり、「どうして自分ばかり」と泣いている方をたくさん見てきました。

逆に「産めないんです。どうしても。」と自分を責めて泣いている方もたくさん見てきました。

産まれてきてから「育てられません」と仰る方もいらっしゃいました。

女性である以上、いつも悩みを抱えて生きていて、なかなか正解にたどり着けない。

でもね、そんな女性達に「こうならないようにね」だけではなくて「それでもこうなってしまったら、こんな風にしたらいいよ。」も教えてあげてほしい。

学生には愛ある将来に夢を持ってほしい。社会資源についても妊娠してからではなくて、学生の頃からきちんと知識をあげてほしい。

そして、大人になってからも一人で悩む必要はない、ひとりで解決できることが大人ではない、みんなが手を差し伸べる環境はいつでもあるということを教えてあげてほしい。

忘れるかもしれない。残らないかもしれないけど、教育はその人のその後の人生を大きく変える力があるから…教えてあげてほしいなって思います。

でもね、教育現場も色々変わってきているのも知っています。頑張っている先生たちもたくさんいます。だから、そういう先生がいたら、保護者として応援してあげてほしい。「そんな教育まだ早い!」って言わないで、何を伝えたいのかちゃんと聞いてみてほしいなって思います。

これからの未来を担うこどもたちが、優しい環境で家庭を築けますように

 


カテゴリー:独り言
タグ:不妊,助産師,性教育

tomoko_aoki


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